Nullyのぶろぐ

仙台から東京へ転勤したエンジニアのブログ

2020年の振り返りとアジャイルコーチとして今年目指すところ

ご無沙汰しております、nullyことメンバーズエッジカンパニーの早坂です。

約1年ぶりの投稿と久しぶりの投稿ですが、2020年の振り返りとアジャイルコーチとして今年目指すところを書きたいと思います。

正直、自分のような小物がアジャイルコーチという、社会に対する大きな影響力を持ちうる役割を名乗って良いのかと疑問を持つこともありますが、自分に自信を持たせるために今年の目指すところを書き、自分の自信と抱負となればと思います。

2020年の振り返り

振り返りは四半期ごとにサラッと振り返り、私がどのようなことを取り組み仕事をしているのか興味を持って頂ければ幸いです。

(もし、ご興味がある方がいましたら、個別でお問い合わせお待ちしております。)

弊社は4月から新たな期が始まり、3ヶ月単位で刻んで進みますが、わかりやすく1月を開始点として書き連ねていきます。

1月〜3月

1月〜3月は自分がエンジニアとして関わってきた現場職から撤退し、いわゆるバックオフィス側の人間として組織開発業と現場エンジニアの皆さんのサポートを主に行ってきました。

その傍ら、DX(デジタルトランスフォーメーション)というキーワードが熱を持ち始め(※1)、あらゆる企業がDXにまつわるセミナーやメルマガなどを打ち始めた時期でもありました。

そんな中、我々もDXにまつわるセミナーを開催し、「DXにおけるアジャイルスクラムはどのように取り込むべきか?」と行った観点でアジャイルスクラムに精通された皆さまと、新規事業を立ち上げられたご担当者さまを交えたセミナーを開催する予定でした。

ですが、世界的にパンデミックとなってしまったコロナウィルス感染症の煽りを受け、中止を余儀なくされました。

私としてもこういった取り組みは初めての取り組みで、自分の成長はもちろんですが社会的にDXとは何か?DXに置いて意識すべきアジャイルスクラムの観点・導入の仕方などを広く一般化するチャンスと考えていたため、中止になってしまったのは本当に悔しいばかりでした。

 

4月〜6月

4月〜6月はコロナの影響をもろに受け、会社としても打撃を受けピンチに立たされることにも直面した期間でもありました。

そんなピンチの中、諦めずにアジャイルに関連のあるセミナーを外部向けに企画・立案し、ピンチの中でも社会にアジャイルスクラムにまつわる話を軸にたくさんのセミナーを開催し、参加していただいたみなさんにも一定の満足をしていただける内容のセミナーをたくさん開くことができ、参加していただいたみなさんに何らかのノウハウを展開することができたかなと思います。

このあたりから、後ほど話題にも上げますがアジャイルをもっと会社内はもちろん、社外の皆さんに向けて発信し組織的な取り組みが行えないか考え始めていました。

また、4月から「株式会社メンバーズエッジ」は社内カンパニー制を導入し、メンバーズエッジカンパニーとして新たな組織体制へと変更し、グループ一丸となって今後の社会的変化を見越し、強固な体制へと切り替えることとなりました。

 

7月〜9月

これまでやってきたセミナー業を営業部の皆さんへと引き継ぎ、自分が今後取り組むべき業務の整理を行い始め、新たな組織体制へ切り替えていく準備を開始しました。

併せて、5月ころから実施していたDX関連のサービス展開ができないか模索し始め、グループカンパニーの皆さんと一緒にアジャイルを軸にしたサービス支援の具体化をしてきました。

このころから社内の教育制度を今以上に強固な体制と育成速度を求められることとなり、今まで弊社の教育を行なってきていた人物から引き継ぐこととなりました。

株式会社メンバーズエッジを立ち上げた時から、入社者の教育を行なってきた方達へ敬意を表し、意思を汲み取りつつこれからの時代に柔軟に適応できる教育制度の検討・再編案を具体化させていくこととなりました。

 

10月〜12月

今まで検討してきてことを軸に新しくメンバーズエッジカンパニー内の部署としてDXを推進グループの新任マネージャーへ就くこととなりました。

今まで現場で中心になってきたメンバー2名に協力を依頼し、現場へアジャイルスクラムの推進を強化することとなりました。

まだまだマネージャーとしても未熟かつ、アジャイルコーチとしてもまだ未熟な部分はあるものの、新たな挑戦をさせてもらえる環境を作っていただいたので、今年度はDXを何らかの形で皆さんに提供できればと考えています。

 

アジャイルコーチとして今年目指すところ

アジャイルコーチとして今年目指したい(というか実現したい)と考えているのは「プロダクト開発の内製化の支援」と「大規模スクラムを導入したアジャイルプロダクト開発チームの提供および規模拡大」を実現できればと考えています。

なぜアジャイルスクラムにこだわるのか?

こだわる理由は1つで「エンジニアが中心にビジネスおよびプロダクトの成長を実現しつつ、働きがいを実感できる社会を実現する」ことです。

全てのエンジニアがビジネスを中心に行動し開発を行うことを実現したいわけではなく(現に難しいと感じています。。)、エンジニアがビジネスのとある側面に関わることで「本来作るべきプロダクト作りに集中しやすい環境」を実現したいというのが狙いです。

プロダクトを利用してくれたユーザーの行動分析や利用履歴などを分析し、プロダクトのあるべき姿を具体化できず「プロダクトにとって本当にまるまるなのか?」といったことが発生し、受ける側(エンジニアやデザイナーなど)が渋々受け入れるといった場面が多々あります。

また、分析していたとしてもマーケットは刻一刻と変化していきますので、その変化に追従することができず競合優位性を維持できなくなるといったこともあるかと思います。

マーケットの変化を敏感に感じ取り、プロダクトへ迅速に反映するための手段がスクラムであり、マーケットへの適応が柔軟かつ素早い状態がアジャイルなプロダクト開発であると考えています。(※2)

本当の意味でプロダクト開発を行えている企業が少ないと私個人では感じており、他国との競争力が低下し日本の労働力低下を招いているのではないかと感じています。

このような側面から、アジャイルなプロダクト開発を実現するためにスクラムの取り組みは必須であると考え、一部のエンジニアがビジネスの側面を理解することで、プロダクトとして「正しいものを正しく作る」ために難易度の高い仕事に取り組むことで、今以上の「働きがいを感じ一人一人が幸せな社会」を実現できたらと考えています。

今年はこのようなことを実現できるよう、様々なことに取り組んで行きたいと考えてます。

 

最後に

話が長くなってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

 

※1 おそらくもっと前から世の中的には活動が開始されたと思いますが、あくまで私が熱を持ち始めたなと実感を持ち始めたタイミングです。

※2 考え方は様々あると思いますが、いち個人の考えを記しています。